きこりで猟師の萱間 修が思う美杉の鹿のこと

三重県の中部に「津市美杉町」があります。 総面積2万670ha。大阪市とほぼ同じ広さで その85％を森林が占めています。 人口は3,954人(令和3年1月)。 つまりとても自然豊かなど田舎なのです。 美杉の自然豊かな森には沢山の鹿がいて 猟師によって年間約1500頭が捕獲されます。 そのうち食用となるのは500頭ほど 2/3は廃棄されている現状があります。 農作物被害が深刻になり害獣指定された鹿。 猟友会による捕獲が頭数調整に 役立っているのは事実ですが 駆除としての狩猟はとても残念なことであり 自然の恵みである命に感謝していただくという あるべき姿に戻ることを猟師達は願っています。

美杉の野山でのびのびと育った鹿肉の美味しさ、いただく喜び。

鹿肉に“硬いや臭い”というイメージがあるなら それは召し上がった鹿肉の料理法が違っていたか 狩猟直後の処理に原因があると思われます。 命あるものをおいしくいただけないというのは とても悲しいことです。 今の日本で「自然の肉」として資源量があるのは 鹿肉ぐらいではないでしょうか。 天然の食物だけで育った鹿肉のおいしさは 「命が延びる気がするほど」のものです。 しかやまの鹿肉は、恵鹿山の前田晋一さんが 止め刺しから1時間以内に解体した新鮮なもの。 ジビエが苦手な人は好きになり 好きな人はリピート確定！目からウロコの鹿肉なんです。